ロイヤルウエディングにおもう

土曜日の夜中にSNS動画サイトを開くと、ほぼほぼロイヤルウエディングである。当分の間は拝見出来ないので、小生もほぼ100%の興味本位で拝見した。旧来のあり方というか、英国王室では考えられないしきたり破りのウエディングで、う~むと唸るシーンが多かった。まぁ、女王陛下がよくもお許しになられたなというところで、懐の広さ、深さを感じるのであります。

我が国の皇室における女性蔑視の風潮を思えば、英国王室のあり方はなんと素晴らしい事か。それでも長い歴史の中でいろいろとあったとは思うのだが、それを突破してこられた根幹には何があったのかと、ネアンデルタール人と色濃く繋がって出来上がったアングロサクソンと、縄文人との違いかなと思ったりなんかして。

囲炉裏に座れば煙たい席には奥方で、煮炊きの場所にはお嫁さんと、そんな風潮の日本をどんな目で見つめるのだろう。そりゃぁ、まぁビジネスシーンでそこまでの状況にはなかなか出会うことは無いけれど、ちょこっと山に向かえば今もそんな状況に出会うわけだ。ロイヤルウエディングの様子をどんな気持ちでご覧になられたことだろう。

姉さん女房は鉄の下駄をはいてでも探せとお袋は言ったが、ヘンリー王子は見事に探されたということか。引き出物の簡素さも素敵だし、とってもフランクで身近にありながら、でも王族を敬う国民の奥深さを感じさせて頂いた。我が国の未成熟と言うか、ディスプレーの向こうの景色に黙り込んでしまった私であります。