背中合わせ

ほんの少し前、恐らく先週だったのではなかろうか?仮想通貨が世界の当たり前になり、コンビニを中核として、公共交通機関が発展していったら、洗濯も食品も保存なんて概念が無くなって、常に新鮮な食品流通に向かって、そんでもって医療費が削減・ゼロ社会になるんじゃないの?とおしゃべりをした。もしも保管庫が必要であってもそれは食材を放り込んでおいたら、ネットに接続された環境で、コンビニでビール買って、宿舎に着いたら冷蔵庫でピザが焼けるみたいな。

そうしたら既にあるんですね。Heating and Freezing at a Timeですと。常日頃、実感しているのは何かを思いつくと、世界で同時に3名が思考し始めて、ゴールに到達した奴が結局は勝つって図式。このスピード感が完璧に皆無、所謂全くやる気ないってのが日本企業かな。挑戦ゼロの日和見主義。個人の影の努力が給与に反映されない日本型革新的労働環境。挙句に賭博で銭を使わせるくらいしか思いつかない。脳の退化が大好きなお国柄には呆れかえる。

何も、冷蔵庫がオーブンや電子レンジに成ることが日本から製品化されなかったからここまでぶぅたれているわけでは無いのだが、個人的には産業戦略工学専攻があった時代からしゃべっていたことなので、それが実現したのだから喜ばしいのかもしれないが、相反する出来事が背中合わせから面合わせになると、思いもよらないビジネスって出てきそうだなって思うのです。まぁ、冷凍食品の解凍を電子レンジで従来からやってきたのだから、破壊的イノベーションというわけでは無いけどね。でも本格調理ロボットの第一歩だなとは感じます。

目指すべきは医療費ゼロ国家だと本気で思う。産業自治を体験し、先進国と言われた国家が目指すのはそこだろう。人が人として助け合い、笑顔で過ごす社会のゴールの在り方だ。まぁね、人間がちょちょっと台所に立てば良いだけなんだけどね。その「ちょちょっ」がこれからどうなるのかなと思った時、背中合わせを顔合わせに変えていくことで生まれる価値って、頭を使う点において面白かろうと思っている私であります。