歯を食いしばらない。それが現代の美学なのかもしれない。真似をしようとは決して思わないが、どうもそう見えてしまう。卒業に向けて花向けの言葉をなんて言われても、時代が違いすぎますからね。あれは大略、10歳程度の年齢差の先輩から送るのがよろしい。
なんとなくなのだが、誰かに認められたいから頑張るとか、他人の目があるから自分を出せない環境に育ってきた気がする。本当にやりたいことすら見えなくなって、他人の言葉が人生の舵になってしまっている。それを乗り越えて自分が進むべき方向はこっちだぁ!と絶叫出来た時、自分そのものの思考を信じることが出来るようになるんでしょうね。
ただ、社会に出てみるとピラミッド構造が思いっきり強固にあって、図面屋さんの誕生など、その最たるもののような気がする。そこで思考するべきは、やはりバックキャスティングなのだと思う。他人を超えるなんてしょぼい目標は捨てきって、今の自分より煌めこう、理想はこんな自分だと信じるところから、今成すことを実行するべきだ。
人間という種族は、最初のアダムとイブはどんな状況にあったのかはさっぱりわからないけれど、見返りを求めて活動するよりもあなたのための貢献とお互いに想いあった社会に生きてきたのではなかろうか。与えられたゲームや脳髄に手を突っ込んでくる人間に憧れるのではなく、与えられた命を懸命に生きるところからスタートするべきだろう。う~ん、どんなにあがいても誰にも伝わりそうにない。まぁ、人生はそんなもんかもね。