縋るものは・・

やって良いか悪いかは別として、3Dプリンタによる生命体の創造ということが成し遂げられるんでしょうね。というか、何処かで既に成されているのでしょう。ナノインプリントによる分子合成が当たり前のようにやられているわけだから、そんなものとっくにやっているよと笑われるかもしれない。3DCADデータが遺伝子レベルで構築されて生命と呼ばれるものが生み出される時、人新世紀は終焉を迎えるのでしょう。

恐竜が種の淘汰で滅んだように、人間もいずれは同様の末路を遂げるのだと思う。1億年以上も続いた恐竜の時代であるが、それは多様性が地球環境によって制御されてきたからだと考える。一方、人類は圧倒的に増殖し、地球環境に変動を与える程の、人為的影響力を発揮している。そんなことは人には出来ないと言う学者諸氏もいらっしゃる。それはそれで恐らく正しい。一方で、PM2.5で太陽光を遮ることが出来たのは、人為的なのではと小生は思う。

それが地球規模で云々となると、火山が一度大噴火した時の影響に比べれば大したことは無いとなってしまうが、それでは化石燃料をじゃんじゃか燃やして、ばい煙を大気中にまき散らす行為を、世界中で同時に行ったら、火山レベルのことが出来るのではないか?恐竜ですらできなかった環境操作を人類にとっては可能ではないのか?

日本国企業における工作機械の売り上げが昨年度、一千億円を割り込んだ。工作機械が売れないと言う事は将来への設備投資が成されていないからだと、その筋の方々が叫ばれるが、小生はちょこっと疑問に思っている。近い将来に訪れるサービスを実現するツールは、最早工作機械では無いのではないか?そう考えることが自然では無いのか。新しい「紀」が生まれてくる。そんな気がしてならない。