Intelligence of Thingsが最近のIoTが示すものである。単に繋がっているわけでは無い。繋がっているデバイスが知性を持つ時代であるという事。すると、何らかのデバイスにアクセスしている人間も、それなりの知性を持っていないと不良接続と考えられてしまい、遮断される憂き目にあうやもしれない。
2年ほど前に輸送用ドローンのモーター開発ということで、軽量モーターコアのお話を頂いたのだが、離島と本土とを繋ぐ輸送機として本格的に自立型ドローン輸送機が動き出したとのこと。余りにも遅い日本の動きだが、少なくともやりだしたことは良かったと思う。AIバスに次いでAIドローンの登場は素晴らしい。
3次元に揺れる機体を安定化させながらミカン箱程度の大きさではあるが荷物を運んで目的地に到達するというのは凄い事だと思う。ラジコンでは無く、GPSを頼りに自立して飛んでいく。これも正にIntelligence of Thingsの具現化の一つであろう。繰り返し実験をし続ける資金はあるのかと心配してしまうが、国外企業に利権を全て持っていかれる愚を繰り返さないで欲しいと願うばかりだ。
いよいよもってAI、IoTに掛かるエンジニアの排出が当たり前のように求められるのだが、文科省に言われて漸くカリキュラムをいじるというのはどうだったのか。個々の大学で独自の体制で考えていって良いものか?もっとも、エンジニア育成の前に、目の前の電子化すら億劫で関係無いとする組織を何とかせねば。書類の山を見るたびにため息が出る。