ものづくりデジタル産業

中小企業様がロボットを導入される目標はそれぞれのお会社によって異なるでしょう。利益の上げ方に拘るのか、製造製品の生産性、精度に関与させるのか、まぁ、それはいろいろおありでしょう。アナログからデジタルへの最も大きな変化を感じるのがロボット活用というところだろう。ギアという、バックラッシュが発生することから、超精密というところには入りにくかったのが、人工筋肉を活用したアナログなアクチュエータに依って、その壁は無くなった。後は人間の使い方次第というところ。

DXは既に市民権を得ていると思うのですが、GXとかね、グリーントランスフォーメーションとか、一瞬、聞き間違いか?と思うような、まぁ、これも聞きなれてはきたものの、「X」を付加すれば良いというものでは無かろうて。温室効果ガスを発生させないグリーンエネルギー転換ということなのだが、こうなってくると「なんちゃって感」を小生は強く感じるのだ。石炭を間伐材に置き換えて、暖房をクリーンにしました。山から人間が担いで降ろしてきたのですか?重機やチェーンソーなどは使わなかったのですよね?

太陽電池など、それを製造するのにどれだけCO2を排出しまくるか。鉱石を掘りに行って、生成して、輸送して、溶かして、削って、スライスして、磨いて、プロセスを経て屋根の上。それを無視してクリーンとかね、笑わせてくれるな。木造水車で、その動力をそのまま機械的動力に返還して、紡績をしていた時代。イギリスがまだまだ綺麗だった時代。結局、そんな時代に戻ろうとしているのか?そこで停まっていれば、隣の国にミサイルを撃ち込んで、自国のものにしてしまえなどの狼藉は怒らなかったのかもしれないけれど。

今、アナログの森からデジタルの森に移り住んで、そこでの暮らし方に暗中模索している人類という状況なのだと思う。その暗中模索の一助がものづくりデジタル産業におけるロボット活用という事だと思う。共生型ロボットによる独り家内制手工業で、人の笑顔を作り込むベンチャーを生みだしたりしてね。大袈裟では無く、丁寧で地味なものづくり。鶴舞大学のロボット塾はそんな挑戦者に門を叩いて頂きたい。是非ともご活用の程、お願い致します。