何故、人の心は荒むのか。この思考を裏返して「心が荒まない環境」ってどんな場なのだろうと本気で考えている。高齢者で心の荒みが進行し、鬱になって、街に出ることなく、部屋に閉じこもってしまう。家から出て、自らの活動に誇りを持て、他者を尊敬でき、お互いの価値観を満たす尊厳を獲得できているとするならば、エイジングインプレイスは実現できるに違いない。
無駄遣いをする政府を国民が応援し続けて、国民皆保険のありように手を付けないまま、分かりきった超少子超高齢社会に突入し、100歳まで働けと言う。実情は、男子において、75歳を超えたあたりで寝たり気になったり痴呆症を患ったり。ぴんぴんころりとは程遠い、長寿命社会である。医療費などなんぼあっても足りず、円安による輸出企業が生み出す税収頼みである。
現在、労働者人口と言うと、まぁ、少なからずの企業が採用している65歳定年以下人口を指していて、それは2043年頃から絶対値が減少を始める。大学受験を迎える18歳人口のピークは2026年にやってくるのだから、労働者人口が一定量存在している状態において、若年社会人はどんどこ減っていくわけだ。若年層の心が荒まないか心配である。
世界のあり様が急速に変化していく中で、国や地方自治体の議員の皆様の高齢化が進み続け、この国の未来のあり様など考えているのか居ないのかさっぱり分からない。マスコミもその辺りは決して突っ込まないしね。心が荒み健康を害し、社会が乱れてくる。極めて危険な状態である。そう感じている。