連休考

連休前半という言い方もあるかもしれないが、単に、土日に一日休日がくっついただけで、普通の週末プラスαだから、講義の準備などであっという間に終わってしまう。連休の狭間の日に講義がある諸君こそモチベーション維持が大変だ。来年度からは1日が祝日となって、4月29日から5月5日まで必ず連休になるという噂もあって、とっととそうしてくれれば良いのにと思うばかりである。

我が国は祝日が多すぎるという話もあるそうだが、ロングバケーションが無く心のスタミナを奪う日常活動が延々と続くのだから、正月、5月、そしてお盆にそこそこの休みがあっても全く問題は無かろう。同じ量の仕事を少ない日程でこなそうという考えが良くない。休みが多くなったら、効率よく仕事が出来る仕組みも考えねばならぬ。定型・否定形を明確に分け業務の構造化に挑む必要がある。

IT化が進んでいなさ過ぎの職場が山ほどあるから、最初からIT、IoT、AIが当たり前のタイ国などにあっという間に追い抜かれるのは当然のことだ。クオリティを上げながらどうやって自分の意思で使える時間を増やすかに、いい加減に頭をシフトしなければならない。組織を挙げて取り組むべき課題だ。急転直下は難しいから、じっくりじわじわと整えねばならぬ。

1日余分に時間が出来て何をやったかと言えば、調子が悪かった山道具の手入れだ。たまたま見かけたアウトドアショップに入ったら、ガソリンストーブ(山道具ですよ)の圧力弁の保守パーツが、恐らく、今の時代、誰も買わなかったんだろうなというビニール袋の状態で私を待っていた。購入して部品を取り換え、分解掃除をすると元気に青い炎を噴出してくれた。山に連れていけという。今年こそ何処かの低山に行くかと思うが、はてさてどうなるやらと苦笑いする私であります。