大学って何ですか?リベラルアーツを智慧に転換できるところである。他に無い。こう書くと馬鹿は居なくなれと怒鳴られるだろう。では貴方に尋ねる。工学で銭儲けをするだけの世界を作って、環境破壊は生じなかったのですか?ホモサピエンスが入り込む必要の無い土地に出掛けることが可能になって、コロナウイルスで地球人類を絶望のどん底に落としたのは工学では無いのですか?リベラルアーツ無く、情緒無く、天と地を結ぶのが工学などとうそぶいて、人類を破滅に導いたのは、無知な工学ではないのですか?
こんな事を言うと、それでは天変地異で絶滅しかかって、クルミの木を育て、地球環境のお伺いを立てていた縄文時代が良いのですかと、貴方は揚げ足を取るのでしょうね!それだから智慧が皆無だと言うのです。知恵と智慧は全く異なるし、知識と知恵も遥か遠くの関係にある。揚げ足を取る方々に説明する必要は無駄な行為なので、勝手な解釈をして頂ければ良いが、まぁ、有機水銀で人殺しをしたり、イタイイタイ病で人殺しをしたりするのも無知な工学だと言えば解るのかも知れない。
洪水や土石流を防ぐことで、人が住める土地を増やした。田畑を守ることが出来るようになった。で、どうなった?川から流れる筈の土地の栄養も植物の恵みも堰き止めて、地球の循環を破壊した、その通り。ではそれをしなかったら人は死滅したか?そうでは無い。しかし、耕作適地でお金を儲けたかったのでしょ?儲けるのであればリスクもあるでしょう。リスクを全て泡沫企業に押し付けて、生き血をすするのが工学なら、工学は人の世に何の笑顔をももたらしていない。
人だけが正しくて、循環世界の頂点に居ると思っているが、考えてみるが良い。地上が真平になって、何処にも耕作適地が無くなって、好き勝手に食料を作ろうと、他人の足を引っ張り合う世の中を。大学の知恵を産業界が生むGDPに変換せよとお上は怒鳴るわけだが、そもそも論として、智慧を生もうとしない方々に、知識も知恵も無駄なのだ。リベラルアーツを学ばない人民にとって、工学は殺人兵器でしか無いのだ。そこに大学とは何か?の答えがある。それだけのことだ。