親離れしない子供は嫌いだが、子離れできない親はもっと嫌いだ。馴れ合って他の足を引っ張り、恫喝し、私見を押し付ける。封建社会の殿様のやり口である。こちらは封建社会人ではないから、まぁ、そこまで仰るならこちらの首を切り落として下さいと差し出すまでの事。私利私欲で動いてないからね。どうぞご勝手にと申し上げたい。
親離れしない子は、マーケットなどで見かけるし、小学校などでは、親と一緒でないと通学できないとか、そんな話はしょっちゅう聞く。幼少の頃に親の愛情が中途半端だとそのようになると専門家に聞いたことがある。まぁ、そうなのだろう。ところが、子離れできない親はどうしたものか。子の私物化と言う、この世で最も醜い姿ではないか。それでも人間か?驚かされる。
大人同士と思って議論を進め、一つの結論に到達したと思ったら、口角泡を飛ばし、恫喝しながら親が攻めてくる。ちょっと冷静におなりなさいな。こちらには聴き力があるのだから、理路整然と話をして頂ければ良い。良いのだが、そもそも、何であなたが出て来ちゃうのと、子の討論に親が喧嘩腰で攻めてくるみたいなもんだね。解決の糸口にもならない。
今年もいろいろあったのだけれど、余りにも強烈な出来事であったから、ちょっと戯言でも言おうかなと、そう思った次第である。どうも日本の国がおかしな方向に向かっている。対話が出来ない方が多くなってきたと感じる。上から怒鳴れば良くて、そんなのは気に入らないと駄々をこねれば良い。そんな風潮は嫌だな。万機公論に決すべしである。許しがたい。