保育園での惨事のニュースがやたらと目につきますな。どのニュースが発端と言うことでもないのだけれど、気が付いたら毎日見る様になってしまっている。皇太子殿が希少生物をBBQで食べちゃったとかはかん口令がちゃんと敷かれて、研究者が闇に葬られてしまったなんてことは世に出ないのだ。まぁ、戯言はお構いなしなのでどうでも良いのですが、少子化対策と保育所の暴力沙汰のリンクが語られていないのは宜しくないと思う。少子化になったら受験生が居なくなるから大学は潰せって言うのに、なんだか不公平だ。
貴重な若年者なのだから、手厚く少人数教育で育てたいと思うのだが、それがそうでもない。統合・融合しろという圧力が激しいが、尤も、これはそれぞれの組織が世界に発信する論文力が、数字上で世界からみたら凋落してきているからと言われると、仰る通りとなってしまうところは弱い。それでは保育園の指導力という点においては、一部の極めて残虐な行為が、あたかも全ての保育園で行われると思わせるような報道が異常である。何故、そのような事件に発展するのかの議論が無い。
女性の生涯出生数ということで、お話に上がってくるのが北欧の国々で、所謂お年寄りの子育て参画がしっかりしていて、目の届くところに肉親が関わってくれているから、親は安心して仕事に出掛けられること。そして、これも出てくるが、男性の子育て参画。共に極めて重要であると感じる。昔はそうだったと感じますよ。いろんな理由はあるでしょうけれど、今はそれがとても少ない。後者はそこそこ増えてきたとは言われているが、まぁ、ゼロに近い。前者に至っては、観光地やレストランに行ったら、基本、ご老人だらけというのが日本の現状だ。
三つ子の魂と言われるが、それまでに徹底的に愛情を注がないと、保育園に入った頃には、正直「野獣」そのものである。言うことを聞くという習慣が無いのだもの。「切れたく」なって、激情を発してしまうことに、小生は強く咎めることは出来ない。親を一度でもやってみろと言いたい。そして、今、小学校の先生方も心を病んできているという。大学でも同様なのだから、これは人間の生命体としての危機ではないかと思うのだ。三つ子の魂百まで。本質である。