世界で最も不要なものは軍備である。しかし、愚かな人類が国家を作りあっている時、他の国家からの侵略から自国を防衛しようとしたとき、お行儀よく外交でとの綺麗ごとが通じる人間の精神構造までには至っておらず、結局のところ軍備は必要となってしまう。綺麗ごとでは済まない悲しさがこのあたりにあろう。小生的には地球上で最も無駄な税金の使い方だとは思っているのだが、歴史をさかのぼれば遺跡から出てくるのは戦闘によって亡くなった人骨だったりするわけだから、軍備と言うものは必要悪なのだろう。
抑止力と言っている核爆弾だが、最大の核保有国が他国に軍事侵攻を続けて、一般民間人を殺戮しまくっている様を見ると、やっぱり防衛の為のなんらかの力は必要だと思ってしまう。なんか操られているような気がしないでもないのだが、護るための軍備が外国製というのがやっぱり気になるところだ。何か妙な仕掛けがあって、国内で爆発して国が滅ぼされるのではないかとかね。映画の見過ぎかもしれないけど、信頼できる防衛装備って、先進国では100%の内製っていうのが本当じゃないのかな。
デュアルユース問題とか、学問を戦争の道具に使ってはいけないとか言うけれど、海外ではそれは当たり前だし、先の大戦の反省は勿論なのだけれど、自国の防衛に限っても駄目なのかというところは、きちんと国を挙げて議論するべき時期に来ているのだと思うよ。議論した結果、やっぱり止めようというならそれで良いんだしね。防衛大という大学があるんだから、そこで積極的にやって頂ければよろしい。いろんな考えの方が居ないといけなくて、これはとても大切なことだ。
ロシアのプーチン殿が以前、国防を自国で出来ない国は国と認めないと豪語していたが、日本なんてそんな国の筆頭だよね。食料も肥料まで含めたら自給率1%台だし、燃料だってそんなもんだ。防衛装備だって似たようなもので、一体、お金は何処にいっちゃうのだろうと不思議に思う。増税は理解できないとか、内閣の人間がいるけれど、国民が国を守ることに参画するのは当然だろう。大事なのは税金を無駄に使わないことだ。それが出来ていないからおかしくなる。政治家はもっと国の未来を考えねばならぬ。それだけのことだ。