国立社会保障・人口問題研究所のホームページをしょっちゅう訪れる。人口推計を参考にさせて頂いて、企業や大学のブランディング・マーケティングを考える為なんだけどね。大学の観点でしょっちゅう語られるのが受験生人口の18歳人口推計なんだけど、それと併せて他の年代がどうなるかとかね、エクセルベースでデータを加工させて頂くことが出来るのがとても有難い。
世界人口に関しては別途、同様のものがあって、それも活用させて頂いている。若者人口に関して日本のシュリンクぶりの凄さは悲惨ともいうレベルなのだが、まぁ、今更どうしようもない。103万円の壁を高く設定すると税収が8兆円程度減収するということなんだけど、単純に働いたら税金を払うという当たり前の政策にして、男性も女性も均等に税を支払う仕組みにすれば良いだけの話だ。そもそも扶養者控除なんて憲法に抵触するんじゃないのと思ったりもするが、専門家では無いので触れないでおく。
そんな話をしたかったわけではなくて、2026年には受験生数がピークを迎え、その後、緩やかに減少に転じ、2035年を超えると一気に急降下し始めるんだね。このあたりまでは推計というよりも数字で明白なところだから、信じてよいことになる。2045年頃までは65歳以上人口が増え続けるんだけど、その頃には年金云々よりもとにかく働けということになっているだろうし、若者が老人を支えるという古典的思考もでんぐりがえっていることを期待する。
そっから先は、ひたすら減少していく日本人なんだけどね。2026年に大学を合格して2030年に卒業した22歳の方が、15年後の37歳という活力あふれる働き手(になっているかどうかは分からないけど)となっている頃に、ぐんぐんと今でいうところの高齢者が減り始めるということだ。ついでに15歳~64歳までの人口は1995年くらいからぐんぐんと減り続けていて2065年くらいにはその時の半数となってしまう。4千5百万人くらいになるということだが、その頃には何がどうなっているのか楽しみではあるが見ることが出来ないのは残念である。これからそんな未来がやってくる。