腹をさぐるな

お客様がお見えになって「貴方が聴いたことを聞かせろと言う。当方の情報と整合性を取りたいから」と。何とも胡散臭く、そして嫌らしい。同じ組織の人だし、何の問題も無いことだからこちらの情報を開示すると、半信半疑の顔をする。これ以上は耐えられないなと馬耳東風状態となっていく。小生の物言いはストレートであって、疑って頂いても何も出てこない。そのままであるからね。

やっていないことを証明せよと言われて、それを実行するのは極めて難しい。その要求も極めて不愉快で、時間のすべてを捨てさせる命令であるのだが、やれと言われるとやらないといけなくて、もう、極めて面倒だ。結局、何だか分からない状態でその状況は終わりを迎えることになるのだ。尋ねた側がおろかと言うことに気が付くとお終いになるという、理不尽極まりない問い合わせである。

お前が現れたから俺様の仕事がはかどらないのだとか、お前さえ居なければと仰るのであれば、雇用主に文句を言うべきだ。こちらは依頼主のご要望に最大限に力を振るい、全身全霊をもって突撃するタイプだから、足を引っ張られようが依頼主の要望を超える成果を持って喜んでいただくことに邁進するしか能のない生命体だから、息の根を止めて頂かない限り停まりようが無い。

性善説で生きてきているから、人を疑うという文字が辞書から欠落している生き方をしている。途中ではしごを外されたなんて考えもしない。示されたものが幻だったとしたら、それが素晴らしい幻影ならば現実にしてしまえばよろしい。所詮、人が描いた幻影程度なら、実現できるのだ。人間なんてそんなもんだ。