ご退場を余儀なくされた年齢に達すると、じたばたしても仕方が無いというか、達観と言うか、自らを押し殺して天下国家の為に尽くしてきたと言うか、頼られたら応えるというか、そのストレスに気が付く。もう良いでしょうと自らが決断しないと本当にそのまま折れてしまうので、どこで幕引きか考えなければならない。図々しく立ち回る事も出来るのだろうけれど、それは不本意だからやらない。政治家とは違うのだ。
世界の人口動態をじろじろと眺めていて、日本の特殊性と言うか、強烈な人口減少なんだけど、これは高齢化云々というよりも絶対値が低下してきている状況に陥っているのだけれど、これも生きることへのストレスを感じる年代がぐぐっと下がってきているのではないかと思っている。ちょっと前と言うか、今もそうかもしれないけれど、就職率が100%に近いですよと言うことを若者に選ばれる指標にしたり、YouTuberと呼ばれる世界で活用できるスキルを身につけられますよとか、ゴールを提示して選ばれる大学になろうとしている。
DXが進んだ企業群に、大勢であれこれ朱を入れながら知財がどうのこうのと押し問答をし続ける大学とかね。役割が違うなんて言っている場合ではないだろう。政治家が「大学生に起業させろ」とか、「大学研究者は起業しろ」って言ってくれているのだから、自ら稼ぐ仕組みに転換してしまえば良いのにと思う。今の東海エリアならチームファブレスをコンソーシアムでくみ上げることも可能だ。法律の転換は必要だが、国がやれと言っているのだからやってくれるだろう。
STATION Aiをどう活かすかなんて、古ぼけた大人の発想では浮かんでこない。箱を作ってやったんだからという大人は正しい。そこで何が始まるのかを搾取したり妨害したりしなければ宜しい。ルールは人が作って他を支配するために存在しているだけで、世界の動きが変わればルールは変わって当たり前。大学も何を学ばせて単位を取らせたから卒業を認めてやるなんて古典的な世界に生きていると、完全AI大学にとってかわられるのだろうね。引き際が肝心である。