8%のお正月

消費税増に向かって一直線、無駄遣いの謎の還元だとか、店で食べたらなんとかだとか、醜い政治で国家を蝕む状況には、まぁ、国民として仕方がないのだろうなと思う反面、やっぱり変だよとも思うのだ。民主主義の国家だから、国民が選択した在り方に従うのが当然であるわけで、嫌というのは間違っている。従うのだが、果たして来年の10月と言われる消費税増をどのように受け止めれば良いのやら。

物品税なるものがあって、それが消費税になり、税の集約というか家電などはずっと安くはなったのだが、様々に均一に税金が掛けられたことによって税収が上がっても謎の借金が増えるという、国民の未来がどんどん奪われる政策が積層状態になるだけだ。今こそ江戸時代感覚で、良いものを長持ちさせて使う、修理して使う、そんな当たり前の時代を意識して取り戻すべきであろう。勿論、電気を捨てようなんてことは思ってはいない。

キャッシュレスだなんだと言われると、むきになって現金活用でいってみようかなとも思ってしまうのだが、世界の流れを逆行するのもなんだなぁ。実際に、ほぼ呑み屋さん以外では現金を使わない状況になっているわけで、思うが壺というところなのかもしれない。現金を持ち歩かなくなると、新しい「オレオレ詐欺」が出てくるのかしらとも思ったりもする。

年末にしか買わない食材みたいなものを入手しようとすると、お正月価格ということで消費税も効いてくるなぁと感じるのだ。これが更に上がっていった時、ギリギリの量の購入になるのだろうなと今から身構えてしまう。消費税8%のお正月は次で最後だ。ぱぁっとやってやろうとは思わないが、どんどんしみったれていくんだろうなと思ったりもする、なんだかしょっぱい年末で、あと3週間、頑張ってみようと思う私であります。