先延ばしの恐怖

そんなのが法則として人の名前が残るのかぁ?というのにパーキンソンの法則というのが御座いますな。イギリスの政治学者でいらっしゃる、シリル・ノースコート・パーキンソン氏の「人は嫌な仕事を後回しにする」という法則なんだそうだ。そりゃぁそうだろう。と思ってはたと気づいた。

だだだっとごった煮が出てきたとき、苦手な食材から食べている自分を。パーキンソンの法則に従ってはいないではないか。となると、このパーキンソンの法則が当てはまる領域がある筈。良く読んでみると「仕事」というのが入っている。嫌な仕事って何だと考えると、自分一人では出来ないお仕事の時、且つ、及ぼす範囲が巨大な時に実行が遅くなっている自分に気が付く。

一方で、これは、職制柄、長考し広い範囲の情報とその分析が必要になっているところに、割り込み作業がずんどこ入ってくる現状において、勝手に後ろに動いていっているだけだぞと、「後回し」とはちょっと違うのではとも思ってみる。確かにしょっちゅう、メンバーに向かって「今日出来ることは明日に回して呑みに行こう」なんて言っていることに苦笑いだが。

いずれやらなければいけないのだから、出来るだけ早く解決することが、複雑化させない唯一の方策であることは間違いない。今、本社が子会社で稼いで自立しろみたいなことを叫んでいるのだが、その締め付けも昨年よりも今年は更に複雑化して厳しくなっている。社会的リソースも減ってくる。まだ大丈夫と先延ばしにしていると取り返しがつかなくなる。最大の悩みである。