目指せ10倍!

新聞の一面にも出ていたのだが、出生数が2018年において91.8万人だったそうだ。亡くなられた方が136.9万人だそうで、45万人ずつ国民が減っていく勘定である。小生が生まれた時代の出生数が大略160万人でやや少なかった頃、現在、50歳手前の方々のころは210万人だったわけだから、それから比べると、100万人規模で減少したわけだ。

厚生労働省が示す人口動態によると、昭和の終わりから平成の数年間、昭和40年代に比べて大きく減少しているから、そう考えると、出生数が減ってくるのは当たり前なのだろうなと感じた次第。バブルがはじけた後、婚姻数が横ばいで、平成15年くらいからは減少を続けている。人口総数が減ってくるのだから、出生数が減るのは必然であろう。

平成18年頃から自然増減は減の方向で推移し、近年はそれが加速している状況にある。グラフで示されているので、近未来推定が出来るのだが、昭和50年頃からほぼ直線的に減少は続いていて、令和7年頃には年間100万人の減少ラインに到達しそうである。これはとっくの昔に分かっていたわけで、年金問題だの、税収減などを自国民頼みにしてきた政策が、如何に頓珍漢なことであったか、改めて思い知ることとなった。

新聞の出生数が92万人を切りましたという記事をみて、正確な人口増減ってどうなっているのかしらと正確な数値に迫ってみたわけだが、これは余程の覚悟をしないとこの国無くなってしまうのではないのかと本気で思う。一人一人が10倍以上の生産性を獲得できる国民への変貌。厳しい道のりだが挑むしかない。震えてくる。