人事AI

久し振りに隣の街に出掛けてみると、道路が整備されていたり、橋がかけ直されたりして渋滞が緩和されて驚いてしまう。何処に行ったということはどうでも良いのだが、逆に、なんでこんな余計なものを作るのだろうと、日本の建築・土木にだけお金が落ちる状況に首をかしげる。確かに大きなお金は落ちるだろうが、ずっと維持費という固定費が発生する事業頼みの国で良いのか?

街が新しくなっているように見えるのだが、人が殆ど歩いていない。観光地っぽいところに出掛けてみても、空いているから嬉しいとは感じるが、収入が無ければ施設の維持は出来ないわけで、「こんなに働く人が居て、人件費はどうするのだろう」と心配になってしまう。道路が空いていると感じることは、移動している人が少なくなっていることの裏返しなのかもしれない。

そんなことは心配することは無いのだと言わんばかりに、高輪GW駅では無人のAI店舗が出来るそうで、いよいよ働く場所の削減も本格的に始まるのだなと実感させられる。人口減少などどこ吹く風。無人化とAIが働く場所を減らしてくれる。

人事査定をAIが行う流れも既に出来上がっている。どんな大学を卒業したかなどどうでも良くて、どんな能力を身に着けているかをAIが判定・判断し、採用が行われているとも聞く。全ての企業がそうなっているわけではないが、海外では当たり前の状況になってきている。常に学び続ける、働き方改革は学びが前提である。瞬間瞬間が過去となっていく。凄まじい世の中だ。