連休の谷間にて

今年の連休週は前半と後半に明確に別れているが故に、働ける3日間に集中してやるべきことをやるにはもってこいの気がする。しかしながら、どうせなら一週間、まるっとお休みで、読書だの音楽だのを楽しみたい気もしている。やらねばならないことがやたらとあるので、暢気にお休みをというわけにもいかず、地味にお仕事をすることになる。まぁ、それも一興である。

年度の切り替えの後は何かと公のお仕事が飛び込んできてしまう。それが4月くらいにどどどっとあって、5月の頭には終わって下さいねという恐ろしい圧力の為に、結局、連休などは常勤職が無いのだから24時間働けという国の方針に従うことになってしまう。何年も続く行事となってしまっている。

円安のお話をしたばかりなのだが、1ドル160円台突入には驚かされたが、どこまで日本がお安く買いたたかれるのだろうと、妙に納得してしまったりする。全く挑戦せず、利益が上がる方法を教えてくれみたいな共同研究の申し出があったりするのだから、円とドルを交換してくれるだけでもマシかななんて思ってしまう。汗をかかなくなった日本人には何の価値も無かろう。

地下鉄で巨大な旅行鞄を持った方々に出合うのだが、日本とは異なる文化に触れて、怠惰に成り切った現状を打破しようとか想ってくれると嬉しい処だ。文化を伴わない経済はゴミだ。歯のくいしばりと血のにじみを伴わない日々は、文化を失った民の堕落の経済を生み続けている。努力あるのみ。その筈なのだが。段々とくたびれてきた。