連休考

ほぼ、屋根の下に閉じこもっている連休であっても、あっという間に過ぎ去ることに関しては何も変わらない。Web会議もあったしね。元日でもコンビニが開いている様に、赤日だろうがなんだろうが仕事は止まらないということなんでしょうね。遅れていた講義の準備期間としては最適で、それこそパソコンに向かってひたすら思考を続けた日々でありましたな。非常事態宣言の延期もありましたね。

トランプ大統領の経済優先のアプローチには驚かされると同時に、世界の方向はやっぱりそっちに行くのですねと実感させられた。人の命よりも経済活動が優先だと。もっとも、まるで食べられなくなって、住むところも無くなってという状況になったら、人はそういう前への進み方をするのだなと、人間というものを知らされた気になる。綺麗事は偽善者の戯言という、十数年前に怒鳴られた事を思い出した。

新規感染者が減少し続けて、普通の生活に戻るわけではない。連休が終わって職場に出勤するということだ。2日行けば再び休日がやってくる。これはこれで安気である。休日を安気と感じることができることは幸せなことだ。世界中のニュースがそれを重く伝えている。休日中に久しぶりに論語を読んだのですが、毎日の生き方が恥ずかしくなる。頑張り続けるしか無いのだなと実感する。

五月連休という、ひょっとすると盆と正月よりも休日らしく過ごせる期間を、パソコンと戯れて過ごしたのは初めてかも知れない。屋根の下に居て、屋根と壁に守られているのだなと、家屋という製品に改めて感謝した次第。短い人生の中でのヒトコマだと、二度と体感することなく想い出にしたいと願うところです。