無事これ名馬

将来予測で明確なのは人口構成だけだ。2025年には40歳から60歳までのいわば働き盛りが最大のボリュームゾーンになって、一瞬、明るい時代か?なんて勘違いしてしまう。その力量を受け継ぐ20歳から40歳までは半分を超えるくらい。20歳以下になると(これは想像も入るが)確実に半分以下だ。50歳台にピークがあるのだが、恐ろしいことに77歳にもピークがある。そのピークは20歳から40歳までのボリュームよりも多いのだ。地域包括ケアしかビジネスが無いような日本ではいかん。しかし、この人口分布は確実にやってくる。

2020年には東京オリンピックがあり、震災復興のための仕事も多々あろう。また、バブル期の建造物の老朽化で盛んな土建業ではあるが、一段落となるかもしれない。そうなってくると、お金の還流が滞り始めるかもしれない。現在、20歳前後の若者諸君とお付き合いをさせて頂いているわけだが、彼らは明らかにど真ん中ゾーンのメンバーだ。上に2つある巨大な人口ボリュームを支えて、且つ、自分達よりも遥かに少ない後輩を育成していかねばならぬ。1人で3~4人を育てていかないといけない。これはえらいことだ。小学校の先生なんてどうなってしまうのだろう。教育は国家百年の計と言われるが、成り立たないのではないか?

一方で、人口が減るんだったら、巨大な人口構造を前提にしてきた日本の住居体系をがらっと見直して、1000年住宅に切り替えていって、1000年先の日本なんてビジョンを描いたって良い。いや、むしろ、そのチャンスだ。世襲馬鹿の日本を根底から見直すチャンスだ。皆で頑張って平和な国家を築いた縄文の御代を未来風に復興すれば良い。明確な上下関係を築いて、血が流れないと下克上が成されない日本という風習そのものをひっくり返す機会到来。

ただ、優しい国民であって欲しい。強行突破で上意下達を何故しないと小生に突っ込まれる方もいらっしゃるが、それは忍者部隊月光のピストルみたいなもので、どうしようもないと選択肢が無くなった時の行動であって、そうなっていないのであればそうはしない。基本は人が人を支えることだ。一昨年、去年と種を蒔いた。そろそろ芽が出る気がしないでもない。教育は焦らない。自分自身ものんびり屋だ。今年ものんびり、じっくりじわじわ、呑気に歩んでいくだろうと思っている私であります。