遥かなるワクチン

突然暗くなり雷鳴轟き土砂降りになる。映画のワンシーンだなと窓の外を見る。地響きのような雨音に驚かされる。毎日同じ様に繰り返される。

人間は良い加減なものだから、なんだか今年はこんな天気ばっかりだなどだ思ってしまうのだから始末に悪い。しかし、暑かった日々はなんだか短く、ようやくの秋の気配なのだが、ずっと天気が悪かった様に感じるのだ。

気象図を見れば、列島上に秋雨前線が横たわり、梅雨前線がずっと残っていたのかと錯覚してしまう。台風の威力は凄まじく、いきなり前線を連れてくる。極地の寒気を引き摺り下ろしてくるのだから凄まじい。

コロナ禍すら自国の自慢話にしようと言う昨今、人類にも秋風が吹いているなと感じるのだ。元々居たのはウイルスの方だ。後から来た人類の都合ばかり考えてはいけない。遺伝子を悪戯にいじってはいけない。数年後にワクチン病で絶滅なんてことになりはしないかと、しばらくは注射などはしないでおこうと思う私であります。