寒い日が続きますが、皆さん、お元気ですか?40年前の冬になったのではと、冷え込む日々が懐かしかったりします。ここ数年、特に名古屋では暖かく、謎の昆虫が夏にはびこったり、あるいは、果樹が実らなかったりと、本来の日本の植生を乱していることを実感出来ていました。ぐっと凍る。水ばっかりの人間にとっても昆虫にとっても厳しい冬。耐え抜いた方に都合良く働く。そんな冬の寒さを有り難くも思ったりする。要は寒さに耐える体を作れということだろう。
昨日に続いて雪の朝である。昨夜の帰宅時においても特に家々の日陰になっている路面における氷結が激しく、駅までの道がえらく長く感じた。小生の職場というか建物というかも同様に北側に出入り口があるものだから、凍結が厳しい。うっすらと氷結している程度の名古屋の冬を語ったら、秋田の知人たちに鼻で笑われそうだ。TVでは秋田の猛吹雪が放映されている。秋田空港など完全に閉鎖の状態だろう。流石の突撃秋田便のパイロットも厳しいのでは無いか?というか、航空機の性能限界を超えているかもしれない。
ラニーニャ状態が観測されていて、寒い冬になるということは解っていたが、やはり地球規模の気象現象というのはデータ通りになるのだなと妙に納得してしまう。ガキの頃は寒いと言うと親父にぶん殴られたものだが、今となっては懐かしい。「寒い無し」という謎のプレッシャーを念仏のように頭の上から降らしてきた親父だが、そんな雷神の如くの親父は今の時代では生きられぬ。ただ懐かしいだけだ。
寒かろう、暑かろう、所詮は人間の感じるところ。水っぽい人間だから、寒くなれば凍るし、暑くなれば乾く。自然の摂理にあがなうことは出来ない。地球のやることに文句は言えない。ただ感謝すれば良い。高齢化で独居社会になると、地球と仲良く暮らす社会学が進化するのだろう。結局は人間同士の優しさがキーワード。気象が厳しい時にそんなことを思うだけでもちょっとは平和に向かうかなと、それでもやっぱり寒いのは厳しいなと苦笑いの私であります。