不安要素を抽出して、拡声器を使えば、日本人の特性で「やめておこう」となるだろう。与党の戦術が、小生の記憶の限りそればっかりなのだが、国民側もやっぱりそれに引っ掛かる。近年はマスコミもそれをアシストしていて、中立的な報道に出会ったことが無い。まぁ、マスコミも所詮私企業であるから、長いものにまかれていないと、明日が無いと困るということなんでしょうね。ほっとんど街頭演説というものに出会えない。立候補者のホームページを拝見するとわかるらしいのだが、追っかけをするつもりはなく、選挙公報をじっくりと拝見して投票に臨もうと思う。
我が国にあって先人の血の滲む努力の結果獲得できた選挙権である。北海道のコメが美味しくなったのは地球温暖化の成果であるとか、野党連合は国家を破綻させる打とか、アンチ演説だけが走り回り、SNS等も含めて現与党だけが政権担当者であると、国民の洗脳が激しい。そうかもしれないけど、そうではないかもしれない。政党が正式に提出している広報情報のみが歪みの無い主張であって、それを横並びにして比較検討し、自らの主張に近い者・政党に投票するというのが現行の投票の唯一の解である。罵声に揺れる様では、そもそも国民とは言えまい。
マスコミ報道で、投票活動に最も影響を及ぼすのは「コロナ対応」であると聞いた。ふぅ~んと思う。コロナ対応という単語だけが走り回って、一体、何をするのか、どんな財源で成すのか、そしてその財源消費による財源の穴ぼこをどうやって埋めるのか。消費税をゼロにするとか絵空事は以ての外だが、年限を限っての提案であれば悪では無かろうが、その場合にも3年間は5%にするが、その後5年間は15%にするとかね、現実的な提案でなければならぬ。防衛費も上げざるを得まい。綺麗ごとだけでは国は成り立たない。どんな組織もそうだが、理想を掲げ、そして現実を見る。その差分をどのように考えるかが戦略の中核となろう。
GAFAの時価総額が日本の年間GDPの2倍以上になっている。それが現実である。他国発の技術を有難がり、エネルギーも食料も指をくわえて手を合わせ、恵んで頂く政策でずっとやってきた。原子力とて核燃料は全部輸入品である。CO2排出を抑える切り札は原発だ!と、さも当たり前のように語るわけだが、ゴミ問題だけが叫ばれるが、地殻をほじくってウランを集め、生成し、それを購入して活用するわけだが、そこにどれだけのエネルギーが使われ、税金が使われるか知ってますか、国民の皆様、政治家の皆様?ちゃんと考えて投票しなさいよ。国の未来は一票を投じる貴方の責任だ。