COP26考

COP26での議論において、経済活動を維持しながら地球平均気温上昇を産業革命から1.5℃未満に抑えようというところに落ち着いたとのこと。タイムマシンには乗れませんからね、人為的気候変動のトリガを引いたのは産業革命そのものだということは誰もが解っているんだけど、「わかっちゃいるけどやめられない!」って奴で、今まで大量にCO2を吐き出してきた行為には目をつぶって、これから絞りましょうということだから、多くの国々が「しょぼっ」となったのも無理は無かろう。

マスコミに因れば、あくまでもマスコミ報道を鵜呑みにすればということなんだけど、CO2排出量を2030年時点で2010年度比で45%削減しないといけないんだそうだ。電力活用をほぼ半分にしようというわけだね。電力を活用したければ、CO2排出を極限まで減らす手法が必要と言う事だ。シリコン太陽電池などは、その製造過程において殺人的にCO2を排出していくわけだから、太陽電池活用は無かろう。砂漠の上ならまだしも、緑化可能な地面にソーラーパネルなど、食料自給から考えれば言語道断である。砂漠の上だと砂が乗って、且つ、気温が高くなるから半導体的に損失ばっかりが増えて、見せかけの電力畑になる。

電力発生に対する石炭活用削減も盛り込まれたようですな。日本の世界トップレベルの石炭火力技術は芸術と言っても良いのだが、坊主難けりゃ袈裟まで難いの例え通り「おまえが悪い!」って言っていれば良いヒステリー軍団には何を言っても無駄で、説得など出来るはずもなく、まぁ、これを機会に更にニューテクノロジーを重ねていくしか無かろう。地味にこつこつといく。日本の得意技の筈なんだけど、どこまで通じるのか?アンモニア燃焼などを首相は叫んでいたけど、肝心のアンモニアが海外製だし、それも作るのに爆発的電力が必要だし。バリューチェーンにエネルギーが入るって知らないのかな、この国のリーダー達は。

人為的気候変動を生じさせるのはおかしいということではそうなんだけど、そんなこととっくに分かっていたわけで、それをまやかしだなどと叫び続けて金儲けだけに突っ走ってきた世界の政治家諸氏は、今更エンジニアに責任を押し付けるなと言いたいが、エンジニアと言う生物は、人類課題とか言われちゃうとね、気合を入れて何かやり遂げてしまうんですよ。「そんなところに注力しますか?」と驚くようなお話を頂戴したりして。いずれにせよ、地球人類全員がCO2削減に注力しないといけなくなったわけで、自分は何が出来るのか、自転車を漕ぎながら「息を止めないと地球温暖化に貢献だ!」などと自虐的になっても仕方が無く、それでもほんの少しずつでも何とかしようと考える面白さを味わっている私であります。