ゼロカーボンとかね、大気中に排出するCO2を削減させようということなんだけど、天然ガスとかメタンハイドレートとか、もっと恐ろしいものが地球には沢山眠っている。どこにどれだけ眠っているのか解らないところが更に恐ろしい。気候変動云々は注目しないといけない課題であるのは間違いないですが、石油を掘ったらダメよみたいなヒステリーに乗っかるとろくなことは無い。まぁ、プラスチックも海洋汚染の一つの発生源だしね、いつまで出てくるのか分からない石油に頼り過ぎているのは宜しくないのは間違いなかろう。
プラスチックって便利ですからね。熱を加えて自在に成型できる。接着もできれば溶解させてリサイクル可能な場合もある。サーキュラーエコノミーを考えていくと、そんなに悪い奴でも無いような気がする。気がするだけでこれも毛嫌いされてきているから安易に作っても良いのではなどとは言えない。何かを形にする、目の前にPCやディスプレーがあるわけだが、これをプラスチック等樹脂以外で作れとなるとえらいことになる。
一時、セルロースナノファイバーが流行ったわけだが、ネットを訪ねてみると「樹脂に混錬すると引張強度が増す」などと、樹脂との合体になってしまって、それでは面白みが無かろう。中にはセルロースナノファイバーシートなる透明な断熱性素材の開発も成されているようだが、そう簡単にプラスチックよりも軽くて便利なものが出てくるとは思えない。人類が石油慣れしてしまっていますからね。それの代替がそう簡単に出てくるとは思えない。
竹由来の繊維をナノファイバー化する大分大学の技術は素晴らしいと思う。それを活用するベンチャー企業の登場が待たれるところだね。大企業はなぁんにも出来ないし、やらないから、新しいものは新しいものを使いたい人が知恵を出し合って作って使う。そこに金融屋がちゃんと投資・融資しないとだめだんだけど、その辺りがこの国は極めて弱い。弱すぎて話にならない。モノが溢れているからモノを買わないのか?そうではないと思う。もっと心が豊かになるモノって、新しく登場してくると思うよ。そう思っていると楽しくなる。それで良いのだ。