リアルに久し振りの旅である。宿泊という行為は、昨年の晩夏の、偶然にも「まん防」が瞬間消滅した時以来である。余りの出張勘の消失ぶりに慄いて、昨夜に準備した着替えを朝にチェックしたら、靴下が入っていないという体たらくぶり。大丈夫かと心配しながら出先までやってきたが、まぁ、飛行機を降りたらもうしょうがない。現地でなんとかするしかないわけだ。定宿と定店で夕飯?などを済ませ、ホテルに戻る。意外に思われるかもしれないが、一人の時は21時で自分店じまいと決めている。当たり前だが昨日の今日でお仕事が立て込んでいる。仕事優先は当然の事で、遅刻などは絶対に無い。これも当たり前か。愚痴は言わないが、時間を守らない人が多いな。最近、そう感じる。企業人においてもだ。そんな輩とはお付き合いをしないに限る。
飛行機の利用に関しては、本当にしばらく使っていない。そもそも、海外に行かなくなっていますしね。国内は定常的に営業に回るのだが、今まで海外においてはそれは少なかった。ゼロではない。これからはどんどん、海外に営業に行かねばならないだろう。そんな時代である。親方は大学を「生かさず殺さず」を示すことで、国民に「ちゃんと教育行政をしています」と示したいそうだ。東山殿に至っては、親方に「工学部は東海地区に一つしか要らないのだ」と公言されたそうで、そうやられると、反発したくなるのがゲリラ集団の常ですな。来年度から始まる第四期だけど、その間に、より厳しい措置が成されるようで、次に国内営業で出張できることがあるのだろうかと不安に思ったりする。
地の果てまでと言うと怒られるが、県自らが(こう書いてしまうと、東京、大阪、京都、北海道が除去されますな)ナイトライトアップなどをしていらっしゃって、県民の財布からお金を土地に落とす努力をしていらっしゃる。愛知県庁や名古屋市庁舎などは上手に使えば・・無理かなぁ?観光客ではなくて、地元民を集めて、その周辺のお店に「開けて頂戴キャンペーン」を打つところが素晴らしい。そんなお店には行かないんだけどね。小生の定店はナイスミドご夫婦(20年前はチャキチャキのお二人でしたけど)のところなんだけど、笑ってましたよ。「観光の人は全く来ないね、来なくて良いけど」って。旬の粋な食材で、いつもの流れが良いね。実に久し振りで、日常が「非日常」になってしまった。
旅芸人の状態が日常であった。国家の巡回者であった者が、2年近く、土地に縛られている。縛られていた野人が、首輪を解かれて歩き出した。そんな大袈裟では無いけど、その土地に帰っていく。地元で威張って何かをすればという時代では無い。基本、世界に技術、物を買って頂かないといけない。相談案件が2分してきた。「過去に戻ってくれますか?未来を創ってくれますか?」、どちらもお断り。こうやりたいから「貴方の力が必要なんです!」、それしか日本の生きる道は無かろう。それでのこのっこやって来た。今日のお仕事がどんな未来に繋がるのかは解らないが、一つだけ言えることがある。今回のお仕事は天下万民に利益があること。学者のエゴは二の次。それでも学者が力を尽くして頂くと仰る。99%の学者殿が反対するでしょう。でも、小生はそれで良いと思っている。学者でしょ?自分が素晴らしいと思ったことやったら?素晴らしいから来た。素晴らしくても迎合は嫌だというおたんこなすは、もう御退場。時代はそこにある。