遥かなるB2C

首都圏や愛知県ではまん防の適用が検討されているらしい。Withコロナとか、経済活動を守ると宣言した、あの首相は何処にいってしまったのか。いやいや、水際対策は完璧だから、オミクロンなんてやってこないと胸を張ったあの首相は何処にいってしまったのか。まぁ、今更ぶり返しても仕方が無い。タイムマシンには乗れないから、未来を考えようでは無いか。ひたすら繰り返すこの状況をどのように乗り切っていくかということだ。

ある意味、答えは出ていて、国民の意識のDXである。未だに人が出歩いて街にお金を落としていくということが前提だったり、ちょっとした会議でも対面が良いのだという全く変わらない意識。小生とお付き合いを頂いている方で、無理やり会議で会いに来るのは某県の方々だけで、他の多くは気を使って頂いてというか、移動の時間が如何に無駄であるかを認識して頂いていて、また、Web会議においても丁々発止出来る人達ばかりなので、どんどん出張が取りやめかWeb上にシフトしていっている。良い傾向である。

この意識の変革・改革が日本人に一番欠けている考え方であろう。ちょっとデータを調べてみたが、製造業出荷額って、1985年くらいから殆ど変化ないのですよ。為替もそんなに変わっていない。しかし、実質GDPは増えている。法人税なんて下がっているからね。それでこの10年来、企業の研究開発費も変わっていない。何が変わったか?消費税と国債発行額だ。実質GDPの上昇分は国債発行額上昇分に比例して伸びているわけで、我が国の商材が海外に受け入れられて、国力としてGDPが伸びているわけでは無い。

異論はあろうがそう見えるのだ。部品は凄いけど最終製品を作っていない。利益率が高いのはB2Cの領域の商材だけだからね。どんなに優れた部品を作っても、それは大きな利益を生まない。だから実質GDPが世界で27位とかに低迷するわけだ。情報のデジタル化なんて必要ないなんて仰る皆様には興味も無く、まぁ、その世界に居続けて下さいと、むしろそっちを願ってしまったりする。入試で老若男女問わず一つ所に集めたわけで、その結果が10日後位に出てくるのだろうけれど、全国一斉大学閉鎖なんてことに成らなければ良いが。不安である。