昨年、日本人にはファクターXがあるからコロナ禍は恐れるに足りずと威張った先生方に沢山出会った。要は「私が出席したい、やりたいイベントを中止にしたりWeb開催にするとは何事だ!」の前に出てくる表現だった。確かに第一波は今思えば極めて少なかったのですよ。解らないものには近づかない、初物に飛びつかない体質が功を奏したということなのだと思うのですが、マスクが一気に市場から無くなったり、後に役に立たないと分かったマスクに巨大な税金が投入されたり。解らなかったからということか、解ろうとしなかったという事なのかは定かでは無いけれど、そこまで税金を使うくらいに危ないのだという機運を生み出したのは間違いない。
あのファクターXは一体何だったのか?オミクロン株には何の効力も無いらしく、勢いは衰えるところを知らず増え続けている。海外からの人の流入はかなり制限を掛けているから、市中で空気感染によって増えているのは間違いなかろう。地下鉄の満員化に貢献してしまっているわけだが、自分も知らぬ間に感染しているかもしれないし、そうで無いかもしれないし。様々なセンサ技術が世の中にはあるわけだが、それらの技術を結集して「感染症に掛るウイルス等、全部見えます」ツールみたいなものが出来ないのかと。誰かが何処かで自社だけで儲けようとかね、しているのかもしれないけれど、そんな私物化は止めましょうよ。
そんなものが出てこない状況において、自分時間をどれだけ濃度高く過ごしていくのかは、正に自己投資であって、それを実現できているか否かということが、これからの時代のメインテーマとなろう。内燃機関自動車をモーター自動車に買い替えるとか、そんな馬鹿なことはどうでも良くて自分自身、生きていて良かった、この為に生きているという主張が出来る様になっていないと、ひたすら自分の外側に翻弄され続けて消えていく一生となろう。その一点突破に多くのスタートアップに挑戦して頂きたいものだ。今、市場に無いものを求めるならば、創るしか無いわけだ。自分が真に欲しいと思ったものは、恐らく、他の人も欲しいはずだ。
その時、極めて重要なのが世界を俯瞰出来ていますか?ということ。情報収集だけでは無くて、自らの情報を漏洩させていては元も子もない。スパイ天国の日本だから、他人に話した内容は、日本の外に全て流出すると思って間違いない。うっかり独り言も言えない。何処に盗聴器があるか解らない。目の前のPCは本当に安全か?それくらい疑うくらいが丁度良い。日本では意識改革は進まないが、自分自身で変えていこうとすることは出来る。哲学書などを読むところからでも良い。いきなり料理を始めるのも良い。自己投資。日本人、全く足りていない。そう感じている。