金融遮断

小生的には偶然に関係が無かった全国レベルの金融システムの異常。サイバー攻撃なのか何なのか、原因をマスコミが突っ込んでいないのでさっぱり理由は解らないが、なんか、最近、この手の話が多くなってきたなと感じる。生成AI花盛り、VRゴーグルがいよいよ船出かという時に、ネットワークの混乱は楽しさに水を差す。近年、電脳世界のユーザーサイドの発展が停まっているなと感じていて、AppleやMetaのVRインタフェースは遊べそうだなと思っていた矢先の金融世界のネットワークトラブルである。

VR空間で金融ごっこをしたいわけでは無いのだが、ネットワークが当たり前になり過ぎてしまって、そこにトラブルが発生すると、大地震の時の新幹線の如くになって、あるのが当たり前が無くなった時の衝撃が余りにも大きい。折角のオンデマンド講義が対面になってしまって、オンデマンド資料を繰り返し見ることで理解を深めることが出来たのに、友達恋しさの学生のことを考えろと言う親方の指導によって、全国の大学においてコロナ禍真っ盛りという事態などは人為的で苦笑いだが、金融の窓口で取引が出来ないのは頂けない。

新しいネットワーク機能と言って良いのか解らないが、iOS17のスタンバイ機能を面白がっている。これなどは手元にあるツールの利便性を上げていて、電脳かくあるべしと思う機能の追加で、他の時計やスケジュール表示機器を不要にさせるところまでには至らないが、ぱっと見るには極めて便利な付加機能であり、デザイン思考の良い事例だと思う。ソフトウエアでなんとかなるツールにおいては、使いたい人が作っているのだろうから、マーケット的にそこそこ広いのだろうし、デザイン思考的プロダクトアウトでビジネスになる稀有な事例だろう。

何が言いたいかなのだが、一度、便利を手に入れてしまうと、それが遮断されてしまうと猛烈に不便を感じてしまうということだ。一度手に入れた便利を、人は手放さないということを、こんな些細なことで感じるわけだ。それが金融において発生してしまうと、パニック状態になるのは間違いない。Web会議なんて最たるもので、参加者全員が「今、居る場所」から討議を行う便利さを知ってしまうと、何で、出張せにゃならんのだとなる。これなどは旧態依然の昭和脳の人達が居なくなるまで駄目なんだろうなとため息である。