「これは駄目に決まっている」とか「認められない」とか、代案を出さずに口に出される識者の方々がとっても多い。身の回りにも溢れていたりするのだが、黙っていると賛同者と思われてしまうのでちょこっとは「こうは思うのですけどね」くらいに反応しておくことにしている。そうしておかないととんでもない目にあわされる。あったことがある。まぁ、それは過去のお話としてこれからは「嫌だ」と平気で言うのでそのおつもりで。
そんなことを言いたかったわけでは無い。日本の平均通勤時間が往復で1時間19分というネットの書き込みを見て約80分を労働者人口6925万人（2024年10月29日統計局調べ）がどのような形か知らないが、正業に使っていないらしい。勿論、職場への往復の時間の過ごし方はまちまちで、日経を読み込んでお仕事に反映される方もいらっしゃれば、自動車通勤でひたすら集中して疲労する方もいらっしゃる。戯言を書いている愚者もいるが、あれは廃人領域者なのでほっておく。
精神病研究者の調査を拝見すると、会社のオフィスと言う環境でお仕事をしていた方が、リモートワークを継続していると、プライベートと仕事との境界線が失われてそれがストレスとなっているという。そんなもんかなとちょこっと疑問に感じた。ストレスを感じそうな人だけにアンケートを取ったのか、職場で討議をフリーに出来る環境においてアイデアが生まれやすく、仕事達成感が高い職場だったのか、その辺りが全く情報が欠落しているので、通勤時間がストレス改善に役立っていたという事を素直に認められない。
この記事を拝見して、現住所に移転して20年間、ドアツードアで1時間、往復2時間の通勤時間は、歩行時間においては健康維持に役立ったかなと思っている。一旦、地獄の境まで行かされたけど、残念なことに戻ってしまったことがあったが、基本、15分程度の歩行は苦にならない。満員の地下鉄でおしくらまんじゅう状態は永遠に好きになれそうになく、ストレスでしかない。ネットが選挙結果を左右する時代。判断基準の獲得と判断力の醸成。大切である。