今年は里山では紅葉が美しいのだそうだ。まっ黄色に染まる前に落ちる銀杏、赤くなる前に茶色くなり、乾いて落ちる桜の樹々を見ていると、都市部と山部では随分と違うものだなと実感する。記憶になる11月の半ばと言えば、これは寒くて厚着の季節なのだが、ここ最近、動けば汗が流れる状態である。夜明けが遅くなり夕暮れが早くなるくらいは例年の通りなのだが、日が昇って暑さを感じる点において妙な気候が続いている。
SDGsで示される達成目標に向かって、何かをしているのか分からない我が国であるが、大きな17個のターゲットは細分化されて169ものより具体的な目標として掲げられている。掲げられているのだが、そんなことどうすりゃいいんだというようなものも林立の状態だ。「中小零細企業の設立や成長を奨励する」などの項目は、漠然とし過ぎて行動しようがないような気がする。奨励することが目標か?
ロボティクスだAIだなどということは、ほったらかしてもやたらと進むでしょう。これは必然として実施される。ものづくりにおいてはやはりこれは猛烈に必要だ。家庭用パン焼き機を動作させたとしても、同じ結果が得られないような機械が横行しているわけだ。生き物と機械との関りがまだまだ十分ではないということだ。
緑のまま落ちる銀杏、茶色くなって幹で枯れる桜。40度を超える夏のせいだと植物学者がTVで言うが、まぁ、それはそうなのかもしれないが、過去にもあったけどその時は今年ほど、都会の紅葉は汚くなかったと思う。思うが、日本だけのことでは無いのだろう。植物がおかしくなると全てがパーだ。そうなる前に何とかしなきゃと行動に出たいが、大きな政府では何もできそうにない。出来そうにないけど何もしないのはまっぴらごめんだね。ジタバタしてみようか。