久しぶりの晴天に恵まれた週末。秋祭りの掛け声に誘われてぶらっとプチ旅に出掛けてきました。実りに感謝し角々の神様が祀られ、この時とばかり昼間から真っ赤な顔をした男衆の晴れがましいこと。あんな気持ちでお仕事をさせて頂きたいと、テクノフェアも機構際みたいに盛り上げられたら楽しかろう。
11月3日は我が国では晴れの特異日であって、10月10日に並ぶ晴天が約束された日。流石に特異日らしく、週初めの天気予報では曇天であったのだが、天は予想など委細構わず雨雲を吹き飛ばす。思い立ったが吉日でぶらっと出掛けた、遺伝子が呼ぶところ。そこそこの人の出でしたが、春先のお花も無く、閑散とした頂上で呑気に琵琶湖を眺めてきました。気温が上がってきていたので、琵琶湖からの水蒸気が激しく、僅かに湖面が見えるかなという程度でしたが、それでも魂の洗濯には十分。
考えてみると、昨年は全くの休みなく、今年に入っても同様で、気晴らしらしい気晴らしをすることなく2年を過ごしたなと、山上で思った次第。魂を休める休暇こそ休暇であって、それは何処でも出来るというわけではなく、遺伝子が根付いたところということなのだろう。なんだか元気になって戻ってまいりました。
当たり前のことが必然になり、それがいつしか壁になる。慣れは単に繰り返しの結果だが、より良く、そして誰かのためにという意識があれば、無意識に高見を目指すし、それが壁となる。時には幼いころに見上げた場所からその土地を見下ろしてみるといい。如何にちっぽけな自分であることか。本当に久しぶりに一等三角点に触れた。そんな休日、魂の洗濯をして、さぁ、もういっちょうとふつふつと気合が沸き上がる私であります。