杉田大内蔵

思ってもみないことが突然生じることは多々ある。と、いうか、新しいことに挑戦していたら思ってもみないことにしか遭遇出来ないのは当然のこと。思うのであれば準備が出来て、思ってもみないことにはならないのだな。動けば動くほど、思ってもみないことが突然現れる。それはそれで面白いのかもしれない。面倒を感じるとすれば、思ってもみない殴打にある。それをやられると流石にへこむ。

それぞれ立場があるからそれを守る力は、まぁ、誰にでも生じるでしょう。なるほどなと納得して頂ける相手かどうかは時と場合、運次第みたいなところでしょうかね。この思ってもみないへこみに出会うとき、思い出すのは杉田大内蔵卿。へこんだとてくじけずに生きるというところ。

いや、むしろ、へこませて頂いたから今があるという考え方こそ、卿から学ぶことだと感じる。「我こそが間違っている」と謙虚になれるか否かこそ、身に着けるべき思考である。巧言で目晦ましをする相手はほったらかして良いのだが、真剣に怒っている人はむしろ親近感が湧く。

猛烈に広がり続ける時代でありながら、その速度に人は追いついていっていない。言い方が悪いが、生まれた世界の環境で生き方が決まるのだろう。新しい世界でありながら古い自分を引きずり続ける。今を疑わないと間違いなくそうなる。今は所詮人が創った世だ。ルールは全て造られたもの。新しいルールを恐れるのか、果敢に挑むのか。時代の向こうで前向きに歩く君は、もっともっと幸福になれる。間違いない。