蝋梅の頃

1月末というのは日本においては最も降雪がある時だそうで、まぁ、旧暦で考えれば当然の事だろうなと、昨今の明け方の冷え込みにちょっとひるみがち。寒くなれば暑さが恋しく、厚ければ涼しさが恋しくなるわけで、どっちが良いかと聞かれると暑い方かな。ぐわっと暑い方が小生は好きですな。手先、足先が冷え込む冬はちょっと嫌だな。

名古屋は太平洋側でとても恵まれているわけです。福井から滋賀を抜けて関ヶ原に雪を降らせる湿った寒気団も、名古屋までくる間にほぼ水分を落として、積雪になることは滅多にない。昨年末にちょこっとありましたが、それだけで終わってしまいましたからね。今週も名古屋では雪は降りそうになく、このまま無降雪でいってくれるのかしらとやや期待してしまう。

TVなどをぼぉっと見ていても、衣料品の、特に、寒さに対する防寒力の進化の宣伝は数知れず。室内空間向けにしてもそうですな。軽くて薄いくせに暖かい上掛け布団など、奇跡のなせる業かと、ちょっと大仰に驚いてみたりして。空隙の空気が断熱するという考えは変わらないと思うのですが、どこまで進化するのだろうかと感心する。

例年、2月にもドカ雪がある。それを油断していてはいけないのだが、日中になると10度前後にまで気温が上がる名古屋に居ると、思い切り油断するというか、もう寒くはならないだろうとかってに決めつけたくなる。梅のつぼみもかなり膨らんだ。蝋梅の香りが素敵な空気を運んでくる。有難い。