温暖化ガスは見える

地球温暖化と言うと「あれは嘘」という人々の大声に耳を塞ぎきれないので、温室効果ガスの増減位にしておくのが良かろう。具体的に温室効果ガス濃度が閾値を下回ると、地球全体が結氷するという事象が、過去、少なくとも2度は生じていると、化石や迷子石分布の研究から明らかになっている。だから生命が維持されるためには温室効果ガスはゼロにしてはいけないのだ。

ゼロにするには生命そのものが、地上からほぼ居なくならないといけないので、その議論そのものに意味が無くなってしまうので、それは思考の外に置くことにしよう。温室効果ガスとして働いている分子として炭酸ガスやメタンガスなどが、その存在量から主人公となっている。

地上観測点は沢山あって、また、航空機などにも観測機が搭載されているけれど、海上に限らず全球を観測出来ないと意味がない。そうなってくると宇宙から見ないといけないということになりますな。実際に2009年から正確な全球上のCO2濃度が観測されている。

そのデータを拝見すると、夏と冬で明確な差が、赤道のあっちとこっちで出ているのですな。活動が活発になれば増え、逆もまた真なりで、濃度は薄くなったり濃くなったりを年単位で繰り返す。さんまの不漁などは叫ばれていない時代の事だ。それが2014年を過ぎると、明らかに全球で増加して、こりゃぁ北極海航路も冬に出来るわなぁとなっているわけです。目に見えないので分からないけれど、確実に温室効果ガスは増えているなとデータは示しているわけですな。