世界環境

G20会議なんてのが行われると、それぞれの国のメディアの方々も日本にいらっしゃる(と思う)わけで、日本での出来事、感想などがそれらの国々にもたらされるのだろうなと、ちょっと面白がったりする。きっと真面目なネタなのだろうから、そんなものを原文で理解したいと願うのだが、殆ど意味をつかめないのだろうと残念に感じる。日本のメディアを通すと真実が捻じ曲げられているようで恐ろしい。

世界の垣根が下がってきているようには思うが、日本を取り巻く国々は、なんとも日本を友好国と思っていてくれているとは到底感じられない。だからこそ正直な会話が必要なのだが、どんな会話が成されているのかさっぱり伝わってこないまどろっこしさである。

地域性や独自性が失われてきている世界環境とか言われるけれど、そんなことはない、やっぱり自国主義が根幹にあるのは間違いなかろう。協力し合わないと食料を環境から得られなかった縄文時代から、蓄えを安易に奪う弥生時代以降への文化変動から、全く変わらない世界環境である。見せかけの対話と圧力。まるで変らない。

沖縄の基地を移転させると、米国国土を搾取されたと大統領が叫ぶような世界観が当たり前になっていて、それをそっくりそのまま受け取っちゃう首相が居る国である。若者が見限るのも当然であろう。自国の歴史と、反省するべき点をきちんと伝えること。残りの人生で為すべきことはそんなところか。