Canada Dryの強炭酸を飲んでいてい、ラベルをふと見ると「国産」と書いてある。国産、上手な言い方だ。どの国においても通じるマジックワードだ。どの国とは書いていない。だからMaid in Japanとは限らない。嘘は何もついていない。上手なラベリングである。で、G20会議が実施されているので、今、ネットでMaid in Japanって検索したら何が出るのかと思ってやってみたら奄美大島の品々であった。
その謎の国産以外のものでMaid in Japanの文字を探してみたら、SAILOR万年筆用ボトルインク『極黒』というものがあり、ちょっと嬉しくなった。気に入って使っていたものが自国産ということを誇りに思っても悪くは無かろう。負け惜しみではなく、良いものと認識している。民芸品のおみやげ物ではなく、実用品としての日本産、良いではないか。
そればっかりだとつまらないので、最近、風合いの違うボトルインクを使い始めているのだが、それも気になって調べてみた。PLATINUMのインクだが、これも驚いたことにMaid in Japanと書かれている。あれまぁである。そもそも日本発では無い万年筆だが、明治以降、どんどん真似をして、インクも我が国で作るようになっていたのだなと、妙に感心した。
調子に乗って皮革製品用のワックスを見たらドイツ製としらっと書いてある。どこぞのデパートでどれが一番かと言ってみたら「これだ」と手渡され、そのまま購入したものだが、舶来ものであった。いずれにせよG20会議参加国のモノであり、しっかりしたモノづくりが成されているなと感じる。これからも誇りを持てるモノづくりに携わりたいし、推進したい。そう思う。