G5から

中学生の頃だったよなぁと、展覧会で田中角栄の物真似をしていたこととサミットのことがリンクして思い出される。先進五か国蔵相会議みたいなやつであったと記憶している。イタリアとカナダが後から加わってしばらくはG7であった。オイルショックで皆が買いだめをして、そんな時がしばらく続いたと思ったら、駅前商店街にはモノが溢れて、それがまるで蔵相会議の結果なのかなみたいなニュースで溢れていた。

当時は先進国って言われて、日本ってなかなか凄いのだなと内心、喜んでいた気がする。がきんちょなんてそんなものだろう。確かに寝ずに働いてパワハラアカハラがそう呼ばれていなかった頃、強力なチームワーク力で物事を形にしていった、そんな国だったのだと思う。今思えば、サミット会議なんて、なんと図々しい呼び方かと感じる。

それが今、主要20か国・地域首脳会議と呼ばれ、何故だか日本でやっている。参議院選挙に合わせてやってんのかなと思ったりもするが、やっていることはそれぞれの国境とその内側の利益の誘導合戦であって、世界の垣根を取っ払ってみんなで地球を大事にしようなんてことでは決してない。人間なんて所詮はそんなものかなと思う。

しかし、今のところ、G20には入れて頂いている日本なのだなとは思うのだが、そこから外されることの無いように頑張っていかねばならぬ。どう頑張るのかと言えば、若者の背中を押しまくるしかないのは明白だ。パワハラと言われようが労基署が喜ぼうが、頑張るしかないのだ。奇麗ごとなんて無いのだ。そう思う。