文藝春秋にて

本当なのですか?とマスコミの報道を鵜呑みにする人は居ないとは思うのだが、なんともニュースというものは人の目を引くものである。だからニュースなのだと言われてしまうと、それはそうですねと納得するしかない。今更のニュースで文藝春秋誌の「地震で原子炉は壊れていた」という記事だ。恐らく、政治家は何も言わず、これ以上の議論は無いとは思うが。

地震で壊れてしまうのであれば、万里の長城など無用のゴミであって、無駄なお金と時間を掛けて、国民へのアピールのため政治家とグルでやったショーだったのですかと問いかけたくなる。地震動によって炉心が異常となるのであれば、最早、原発の存続はあり得ない。直ちに全原子炉は廃炉とならねばならぬ。

ただ、これは雑誌の記事であるから真実では無い。いや、考え方の選択肢にはなるだろう。これは否定しない。確かにそれはあり得ても不思議ではない。というか、天地の鳴動に人間ごときが勝てる筈はないので、揺れて壊れてしまったというのは、むしろ、説得力がある選択肢とは思う。

津波の高さがうんぬんと、いろんな学者がシミュレーションモデルでえらそげに語ってきたが、本質は別のところにありますよと、そんな記事だからおやっと思った次第である。真実はどこにあるのか。化石燃料がほぼ無いと言っても良い日本。そろそろ本気で脱原発を考えても良いのかも。そんな気がする。