全てが新しい。そんなことは有り得ない。それは人間が毎日を創造的に過ごしてきたから。創造とは美しい。全くもって素晴らしいのだ。
何も足さない、何も引かないというのは、ウイスキーの原点だそうだ。マッサンで有名なあの人が、それを思い続けて一つのものを作り上げた。この、作り上げるという行為こそ、工学である。
バーチャルでも良いのかもしれない。しかし、一つのイメージを追い求めて、何十年と時を重ねて作り上げた、その形を持った夢の美しさ。小生はそう思うのだ。やはり形が良い。
古いなぁと思う。しかし、古くても良いではないか。黒曜石の刃物の鋭さ。縄文人を現代人は超えていない。多くの分野で縄文人を超えられていないのではないか。文明が怠惰をもたらすならば、発展は決して無い。今こそ丁寧に。コロナ禍を乗り越える。それは今の人間がやることだ。頭と心を使いましょう。それだけだ。