粛々と謙虚に

GMとホンダ社の連携は、コア技術開発に人とお金と時間を投入してこなかった国の末路を見るようだ。共同開発と言っても、走行とシステムに必要な部分はGM、お化粧部分はホンダという色分けで、要するに見せかけの部分はやらせてあげるよという構図だ。

スマホでは部品は日本、外装とシステムは海外という構図で、似ていると言えばそうだ。要素技術と顧客に対するシステム戦略を打てない国ということだ。胸を張ってユーザーの感動を約束すると言えない国だということだ。残るはデジタルカメラ陣営ということだが、これとても、リアルタイム映像配信カメラの進化、4K、8K動画の撮影と映像化が当たり前になってきた時代においいて、その地位は極めて危ういと感じる。

オンライン授業を展開しようとなったとき、持たざる者への配慮はどうするのかということが最初に上がり、社会インフラが整っていないということが二の矢として飛んでくる。コンテンツの優良化と学習効果の確認という本質が箸休めになってしまう。マスク2枚や30万円の自己申告配布よりも、国力としての人材育成に何故に税金を回さないのか。

一丸となって教育組織としての役割を果たす。現状における最良の方向性は何かを共有して粛々と活動するしか無いのだ。教育機関全体としての方針が親会社からは「各自に任せる」という大方針以外出ていない以上、今、最善を尽くす。未来から見た時に、あれで良かったのだと思えるように思考する。それしかない。