チャーター機

先週末のニュースなので古くてつまらないのだけれど、テニス全豪オープンのお話。『チャーター機』なのに感染してしまうんだと。移動前にPCR検査はあったのか?世界的なアスリートが集う大会に選手を集めるわけで、その為のチャーター機だったろうに、それでも感染するのねって、TVニュースを見ていてしみじみ思った。何の対応も無い満員の地下鉄で、市中感染が発生しない方がおかしいわな。

まぁ、全数チェックですみたいな工業製品でも、一定の割合で壊れてしまうわけで、それは「使い方が悪い」となるのだけれど、想定された使い方しかされない道具ってどうなんでしょうね。その昔、生徒の頭を叩いても壊れないように出席簿は出来ているんだと、S先生に叩かれながら怒鳴られた記憶が蘇る。まぁ、ネガティブなことばっかり考えていては進めないということもあるけれど、どんどん重症になる事例が多くなっている現状において、安全サイドに振るのは間違っていないような気がする。

日本でも漸く、政府サイドでワクチン云々の具体的なお話が出てきたわけだけど、変異し続けるウイルスに何処までワクチンが効果を示すのか。インフルエンザだって、型が異なれば予防接種なんて何の効果も示さないわけで、予防接種よりも環境改善というほうがましな段階にあるのではないか?ワクチン接種をしたかどうかをマイナンバーカードと紐づけするということは結構だ。積極活用するのが宜しい。でも、ワクチンが効果が無かった時には謎の情報になってしまうけどね。医療行為の履歴をこれから全て紐づけますってくらいにしては如何かな?

全豪オープンテニス大会に出場する程の選手の安全を守るためのチャーター機ですら、きちんとした対応は出来なかったという事実は、所詮、人間が小手先で作った安全対策なんて、サブμm世界の生き物には通用しないという事だ。謙虚であるべきだ。そう思う。