歳入と歳出

歳入と歳出の差を黒字にしますよということで国会がスタートしたわけだが、何をもってそれを言うのか。某大臣殿の御持論は、平成19年度末において日本の対外資産が約1100兆円で、負債は約734兆円だから黒字でしょということなんだけど、その考え方で本当に良いのかしら?株価も堅調でいけいけどんどんの予算組で今年も進んでいくようだ。

確かに、次年度に関しては、コロナ禍で破壊的ダメージを受けた国家国民を何とかせにゃならんということかもしれないけれど、業界によってはウハウハなので、それらも含めた公助を考えて頂かないといけない。それは地方の些末な組織においてもそうで、「信じられない程金を持っている教員が居る」という赤門大学と鶴舞大学と同じでしょ?と言われても困るのだ。

アフターコロナ、アフターデジタルという言葉が躍っているだけで、様々、見ていても、結局、ビフォーに戻りたいという人達だらけなのではなかろうか?「どうしようも無い」&「出来ないから」という言葉が合唱され、「どうすれば出来るのか」という発言が抹殺されていく。ベンチャー云々は、ネット上での様々なファンドサイトで回っていて、東海圏の公的支援がどれだけアイデアの社会実装に役立っているのか?

国債をどんどこお札印刷所が買いまくって、あたかも価値ある紙幣の如くに動いているこの国だが、いつまでそれがもつのでしょうねと、予算発表の度にびくびくするのだが、負債が対外資産と同じになるまで、この調子を続けるのでしょうかね?踊ることなく地に足付けて一歩一歩。どんな時でもそれが身の丈である。それで良いのだ。