三寒四温、良く言ったもので、温暖化になってもその傾向はあるようですな。共通テストの二日目に、ぐっと冷え込んで、日本海側ではかなりの雪になった。初日においては北海道で会場閉鎖があったとのこと。その日に合わせてベストの調整をしてきたのにと、悔しい気持ちもあるだろうが、自然相手に誰も何も言えない。厳粛に受け止める、それしかない。
遥か遠い昔になってしまいましたが、当事者の時もあったわけで、あの時は薄曇り、時々雨みたいな天気だったなと、毎年、一番気候が悪い時に実施する入試に、大人のいじめか?くらいに思ったもんですよ。電車に乗って大きな大学の階段教室で受験したのを昨日のことのように思い出しますな。一期、二期校制度が廃止された直後くらいだったわけだけど、あまり変わっていない雰囲気に不思議な気がする。
記憶から考える力を評価するなぁんてお上は仰るわけだけど、考える力って一体なんなのでしょうね。今ではGoogle先生と呼ばれるネット情報から得られる大衆の声に辿り着くのが考える力みたいになっていないだろうか。その昔の図書館での文献検索力もそれに近いのかもしれない。考える力って何かと問われて、これがそうだと言えないですよ。小生にそんなものがあるとは思えないというか、それがなければ生きられないなどと悩んだこともない。
独りで何かに没入出来る人って、結局、考えているんぢゃないですかね?誰もやったことが無いのに、なんだかじゃんじゃか生み出すとかね。AIがシンギュラリティを突破したら、そんなものは求められるのかしら?もう数年経過してみると、人間が生き抜く組織を形成出来るかということが重要で、それを地球規模で考え続ける力が必要になるのかなとは思うけれど、まだ数年は共通テストみたいなものが続くのだろうなと、入試はそろそろ雪に閉ざされない季節にやってあげたらと思う私であります。