やっとそうなってくれますか、有難うございますというサービスを目指してくれるらしい。メガバンクの24時間オンライン勘定システムへの移行である。「締め」という行為はとても大切なのだろ言うということは解るのだが、それは「サービスする側」の立場であって、受ける側の立場に立っていないことに漸く気がついたのかも知れない。いやいや、失礼なことを言ってはいけない、恐らくエレクトロニクスが追いついていなかったためだろう。
24時間の意味するところは、恐らくなんだけど、常に勘定が動き続けているということだろうから、世界中の「起きているお仕事」に対応出来るなんてつまらないことではなくて、投資も融資も常時動いているということなのだろう。これこそどランスフォーメーションで、その改革に対応した外部のサービスも直ちに生まれるだろう。徹夜で実験するなんてこととはわけが違う。
施設園芸の世界でも24時間フル稼働して、収穫をジャストインタイムでやっていく試みがスタートしているが、こちらのほうは生き物相手でなかなか難しいことがあるようで、食料生産の完全自動化というのは遠いなと感じている。難しいからこそ関われる余地があるわけで、何でも簡単に為ってしまったら、それこそ、人の居ない世界になって「何の意味があるの?」となってしまう。末恐ろしい。
エレクトロニクスの進化だけでは駄目で、人間の「考え方」そのものを変えていかないといけない。古くなった研究ツールを捨て始めたが、「その当時は最先端」だったはずのものが、もう、何の役にも立たない姿を見ると、今、必死に伸ばしている機能も、一体何をやっていたのだろうとなるんでしょうね。「それ本当か?」と当たり前を疑うことが良いのだが、当たり前の行動を自ら気づくというのは案外難しい。当たり前の行動に気づいたら書き出してみる。愉快である。