火星のヘリコプター

火星でヘリコプターを飛ばすという記事を読むと、あぁ、火星には何かしらのガスで満たされているのだなと、妙に納得する。重力が地球の10分の1しかないから、気体を引っ張る能力が小さいわけで気圧は地球の1%しかない。それでもヘリコプターが飛ぶのだから、ヘリコプターって凄いなと思う。当然、重力が小さいとか様々な要素が絡むのでしょうけれど、プロペラを回して自分を持ち上げるというのだから、なんだか愉快になる。

まだ、実際に飛んだというニュースがあったわけでは無いんだけど、NASAの事だから、地球上で減圧環境で飛ぶ機体を作って移送しているんだろうから、間違いなく飛ぶんでしょうね。そんな浮力が得られるのなら、宅配便のドローン配送なんて当たり前のことなのだなと、普通にドローンが飛び回る景色を想像する。これまた愉快である。

厳しい環境でも頑張って機械が動くっていうのを聞くと、仕事、頑張らなきゃってなりますわな。限られた環境でなんとか頑張らなきゃならず、様々な障害にぶつかるわけですけど、本当に目指すべき未来であれば挑戦し続けなければと力が入る。過去のしがらみでがんじがらめの思考を解きほぐさなければならず、思考改革なんて出来ないのでは?と思ってしまう。

デジタルツールが全てを解決してくれる事など『今現在は』無くて、人の思考は必要になるのだけれど、その思考がルーチンをこなすだけに留まっている組織は要らないって言われるんだろうなって感じている。一人の思考なんて大したこと無くて、やっぱり異分野の人達のお話を聴くところからなんだけど、このWeb会議が当たり前になった今こそ、上手な橋渡しが出来ればなと思っては見るものの、0.01気圧でヘリコプターを飛ばすよりは簡単そうなんだけどなかなかどうして。地道に進むということか。