卒業式にて

共創とかねバックキャスティングとか、かれこれ15年くらい前だったかな、使い始めたの。どこに行っても説明してからになっていたのだけれど、今は当たり前に使われていて陳腐化してきたので新しい単語を考えなければと思う。いたちごっこの30年だったなと思うのだけれど、商標登録したわけではないから仕方がない。立ち上げた会社の社名くらいかな、登録に成功したのは。真似されるぐらいになって欲しいものはだれも真似しない。

共創っていろんな事項の関数なんだけど、一番大切なのは「挫折」です。成功ではないの。成功なんて結果であって関数では無い。共に挫折できずに何が出来るものか。綺麗ごとなんていらないのですよ。綺麗が好きなら独りよがりが宜しい。何でも美しくなる。イメージだけで良いからね。共創のフェーズに入ったとたん精神をすり減らす作業に入るから、綺麗ごとなんて吹っ飛ぶ。それが嫌なら「ぼっち」が宜しい。

共創の場も重要だ。今の時代、地球だけを考えていたのでは話にならない。共に果実を実らせる場を想像し、実践あるのみ。指針を深堀していく継続的思考も重要だ。そこには競争も出てくるだろう。協調ばかりでは新奇なものは生まれない。そこには苦しみも、悲しみも生まれ出る。だからこそ喜びが尊いのだ。

綺麗ごとばかりが言われる。オープンイノベーションとかね。そんなもん、特にこの中京地域にはありはしない。特定の企業だけが儲かれば良いと政治家もお役人も思っている。だから共創には挫折を恐れぬ『勇気』が必要になる。美しい世の創造の為に勇気を持たずして何故君は存在しているのか?今日は卒業式である。以上。