目指すべき依怙贔屓社会

平たく等しく。仲良しこよしの民主主義。強くしたいところを強く出来ない、スピード感のある政治をしたくても、あちらにお伺いして、こちらと調整して・・なぁんてやっている間にコロナ禍がやってきて、それでもGoToの人達にもお金をまいて・・それで緊急事態を定常事態としてしまった。これ、何も政治家の方々だけが悪いのではない。民主主義が進んで個人主義までを包含して、それを納得して活動している国民全体が選択した結果なんだよね。

IT教育が世界で一番遅れているからと、さぁどうしようから始める。平等に村の隅々までというのは正しいけれど、光ケーブル網が無いからその敷設を待ってとか、既にインフラがあって、先行的に進めてもという意見があったとしても、それは富める者を益々富ませるだけだとかね、学べる子供の機会を奪う。こう書くと「お前は国家の敵だ!」と叫ばれるでしょうけれど、本当にそうかな?国家って一人当たりGDPそのものだと思ってますよ。それが今や世界の30位前後(調査機関によって数字が変わるから)になっている。この10年近くね。海外からワクチンなんて入ってくるわけは無いわな。

1970年台には確かに3位なんて時がありましたよ。凄い事ですよね。そこからずんどこ落っこちて今に至る。円安に振ったからとか何とかマスコミは言いますけど、力が無いから円が安いんですよ。当たり前ですよね。日銀の操作が云々では無くて、人の幸せを作り上げることに参加させて頂けていないから自国の通貨が安いんですよ。実質GDPとかね、まやかしの数字を見せつけて「まだまだ大丈夫」なんて国民に思わせる。それが日本だ。

昨日、我が国初の自動運転バスの行動実験が開始され「愛知県知事」を乗せて安全に走行できることを天下に示した。示したんだけど、それは日本初というだけで世界では置いてきぼり感満載。そもそもそこで動いたバスはフランス製。国産では無いのですよ。ここに技術を捨て去った国家の悲哀がありますな。物まねもしなくなった、いや、出来なくなったのか。一方で、半導体製造装置などはまだまだ我が国の製品を使って頂けている。もう、依怙贔屓で良いでは無いか。勝つところと夢に投資する。平たく仲良しはもう捨てる。そんな時代だ。